2010年 01月 17日
『アバター』
もちろん内容には、それぞれの好みがあるので、意見はあるでしょうが、あのパンドラ世界の映像は、圧巻でした。桃源郷のような世界を違和感なく、今の技術ほ全て費やして出来た映像だと思いました。これだけでも十分堪能できました。
資源が乏しくなった地球から、遠く離れた惑星パンドラの資源を求めてやってきた人類が、原住民を侵略するというもの。
内容は、地球でも過去・現在に起きた出来事を未来の宇宙に展開したもの。アメリカがインディアンにしたようなことであり、アメリカがイラクの石油利権を奪う為に起こした戦争を、見たことがない世界でやってみたというストーリーです。だから、見終わった後に心に残るのは、あのパンドラの世界の映像や原住民の生き方の羨ましさだけが残るんです。
内容には、辛口っぽく書きますが、未来であっても、現在のアメリカの軍産共同体の姿と一緒だし、軍人は、常に戦いを求めていて非情なもので悪人として描かれている。それに反して、博士たちは、パンドラの人たち、生き物を認めていて、それを感情論で攻めていて、良識のある人と描かれている。ここがなんとも薄っぺらいなぁと思うんです。科学技術が進んだ未来でも、人間は全く変っていない。というか、そこは何かひねって欲しかったなぁ。
映像は凄かったと純粋に感動できます。ただ、3D映像はメガネの影響で少しグレーっぽい感じがしたので、今度は通常版で見てみたいと思います。本当にあの世界の映像は素晴らしいものだと思えました。今まで見たCGの世界が偽物だと思うものがありましたが、『アバター』の世界の映像は、単なる想像された世界とは思えませんでしたから。
『アバター』の公式HP
by neo-hachi
| 2010-01-17 12:01
| 映画